拡大
ハイドロトリーターは、その主たる技術を『帯電中和技術』においています。この装置により水を処理すると、熱交換機等の熱交換面や配管内面の電位を低下させ中和解消する方向に働きます。そのため、スケール防止が可能となり、種々物質のスケール付着(イオン集積現象)を防止できるようになります。
また、電位の低下による懸濁固形物の凝集沈降効果も発揮しますから、冷却水などの用水処理の場合、その水は無色透明化していきます。
また、現在付着しているスケール等も軟化させ、流速等の機械的衝撃を加える事により剥離させる事ができます。(但し、既に付着しているスケールがシリカ系等の硬質系の場合で、その水温領域が100℃以下の場合は、事前に酸洗浄などの必要な場合があります) 
従来、スケール対策には種々の工業用薬品(化学物質)を使用する事が一般的でしたが、それらの化学薬品を全量または一部を削減する事ができますから、基本的に環境に与える悪影響を0或いは最小限にする事ができます。
設置例
(1) 冷却水系統(冷凍機・コンプレッサー・生産ライン冷却系統etc.)
(2) 温泉水系統(送湯管・熱交換機・貯湯タンクetc.)
(3) 井水系統(送水管・熱交換機・貯水タンクetc.)
(4) ボイラー系統(温水ボイラー・蒸気ボイラー・電気ボイラー等の熱交換機etc.)
ハイドロトリーターは、「帯電中和技術」により処理水中の菌類の繁殖を抑制低下させる事を水質分析やフィールドテストにより実証されています。そのため、冷却塔・開放式水槽・池等の藻類の発生を抑制いたします。付着物であるスケールを防止する事も、スライムの繁殖基盤を失わせますから、相乗効果としてスライム抑制機能を更に発揮させる事ができます。
ハイドロトリーターにより処理された水は、金属の酸化反応の進行(スピード)を極端に遅くさせる事ができます。その性能については公的機関の試験研究によっても認められているとおりです。グラフ−1をご覧ください。防食率70%という値は腐食量を1/3にする事ですから、理論的に金属寿命は3倍となる値です。(at水温20℃、流速1.5m/sec)
従来、配管の腐食を抑えたり配管寿命を延長させようとする方法で最も簡便な方法は、腐食抑制剤という科学物質(化学薬品)を使用する事でした。しかし飲用レベルに限っても、健康上の問題からその使用は応急的な処置であり、恒久的な処置とは認められていません。更に、そのような物質が排出されると河川湖沼の富栄養化・汚染の一因になると警告されています。ハイドロトリーターは、そのような環境に対する悪影響は全くありませんから、安心してご使用頂けます。
ハイドロトリーターは基本的には、微量の電気エネルギーを消費するだけですから、その維持費が大変少額な事もメリットとして上げる事ができます。是非、従来の諸方式と比較される事をお勧めします。
設置例
(1) 飲料水系統(配管の赤水対策etc.)
(2) 給湯系統(配管・熱源機器等の腐食対策etc.)
(3) 異種金属混合系統(温水系統・純水系統・ソーラーシステムetc.)
(4) ボイラー系統(温水ボイラー・蒸気ボイラー・電気ボイラー等の脱酸素剤、腐食抑制剤の全部または一部置換)
(5) 温泉水系統(硫酸イオン・塩素イオン等による腐食反応の抑制etc.)
拡大
日本酒製造ライン
ハイドロトリーターの帯電中和技術により日本酒を製造すると、アルコールと水の水和が良くなる事により、まろやかな日本酒に変える事ができます。国内150社の日本酒製造メーカーに納入させ、皆様においしいお酒を提供しています。
水を添加する製品の製造ライン
水を添加する製品の製造ライン(豆腐・氷・竹輪等)の、水を大量に使用する製品の生産用水処理として使用されています。使用の主目的は、製品主原料と水の水和反応の向上です。それにより生産品のレベルアップや、固い氷の製造、鮮度維持、酸化反応速度の低下を行います。現在、更に別の種類の食品ラインの用水処理の実験も各所でなされています。
 
 
Copyright (C) 2009 HIJC Corporation All rights reserved.